@・・・外断熱工法

「外断熱工法」は建物全体を躯体も含めてすっぽりと包み込む、まるで魔法瓶のような断熱工法。

「外断熱工法」は内断熱では決して到達できない優れた断熱性を実現します。

当社では外断熱工法を用いて、夏は涼しく、冬は暖かい快適な住まい造りをご提案しております。

また、従来の在来工法に加えて当社独自の外断熱工法及び熱遮断技術で

お客様の大切なお住まいを外からも内からも包み込む『魔法瓶住宅』の設計及び施工に携わっております。


外断熱と内断熱の構造の違い


外断熱に最適な次世代高性能断熱材、旭化成の「ネオマフォーム

なぜ「
ネオマフォーム」を選んだのか?

旭化成 ネオマフォーム



外断熱工法の特徴

断熱材が柱などの外にあるため、断熱材が切れ目なく続き安定した断熱性・気密性が実現します。

* 結露の心配がほとんどなく、湿気からくるカビ、そのカビを餌にするダニの心配がありません。

* 結露や雨漏りの心配がほとんどないので、柱などの構造材が腐食しにくい高耐久住宅です。

* 優れた断熱性・気密性で省エネ住宅、冷暖房コストが大幅に節約できます。
   断熱性能を上げることによりエネルギー消費を削減できます。
   その結果、二酸化炭素の排出削減が可能となり地球温暖化防止にも貢献することができます。

* 安心の耐燃焼性も大きな利点。
   火災は自分の家からだけでなく、近隣の火事が燃え移ることも考えられます。
   その際、外壁材と断熱材の間の通気層に火が回り断熱材が燃え始めてしまうと柱など家中に
   火が燃え広がってしまいます。
   しかし、ネオマフォームは炎を当てても「炭化」するだけで燃え広がることがありません。
   ですので火事を最小限にくい止めることができます。

* 豊かな収納を確保出来ます(下図参照)
   外断熱の住宅は小屋裏、床下、壁の中、天井ふところなどの断熱材の内側が全て室内側になる
   ため、使用できるスペースが広くなります。  


外断熱と内断熱の構造の違い(断面)




2000年(平成12年)1月28日の朝日新聞「天声人語」にまで

住宅の断熱は「外断熱」が望ましいという事が取り上げられました。(以下参照)

▼マンションで暮らす知人宅を訪れて、盛大な窓の結露に驚いた。本人は「気密性がいいから仕方ないらしい」と、すっかりあきらめている▼けれども実は、窓のように「見える」結露よりも壁の内側の「見えない」結露の方が、問題が大きいのだそうだ。カビが発生しやすいし、それを食べるダニの繁殖も勝手放題。建物そのものも弱っていく。たとえコンクリート製であっても、ひび割れから水が浸入すれば劣化する▼そうした結露を防ぐ方法として、「外断熱」という耳慣れないことばを聞いた。省エネルギーのために入れる断熱材を、建物の内側ではなく外側に置いて、全体をすっぽり包み込むようにする方法である。なるほど、こうすれば室内の暖かい空気が冷たい壁にぶつかることはなく、結露しない。断熱の効果もぐんと良くなる▼スウェーデンでは1973年のオイルショック直後、国を挙げて建物の省エネ対策を研究し、気象学や熱工学、微生物学、経済学などの専門家が4年がかりで具体策をまとめた。それ以来、断熱材が当たり前になったという(『日本のマンションにひそむ史上最大のミステーク』)TBSブリタニカ)▼日本はといえば、ビルでも住宅でも外断熱工法はほとんど採用されていない。科学的な検討をする前に、柱と柱の間に断熱材を詰め込むやり方が広まってしまった。手間がかからず、費用も安くできるためらしい。例外の一人が東京都小平市で工務店を経営する松井修三さんだ。9年前に外断熱の木造住宅を造ってみて良さを実感、以後はこれしかやらない。「断熱材は寒冷地に限らず大事なことなのに、無関心な人があまりに多いですね」▼スウェーデンでは省エネ対策を検討する際、あえて専門家を入れなかった。慣習やしがらみを断ち切って、原理的にもっとも良い方法を探ろうとしたのだろう。

(朝日新聞2000年(平成12年)1月28日 金曜日「天声人語」より)

今や新築住宅を建てたいとお考えの方で、内容はともかく「外断熱」という言葉を聞いたことのない方は

ほとんどいらっしゃらないのではないでしょうか。

地球温暖化が問題になっている今、外断熱の住宅は省エネに優れたエコ住宅と考えられてます。

梅雨のある日本だからこそ長持ちする木造住宅を建てていきたいものです。




こちらは外断熱工法で建てた家の工程です。

特殊な断熱材の組み合わせによって、耐熱性能、防音効果も飛躍的にアップします。


基礎工事の開始です。

建物の基礎を作るため、地盤面下の土を掘削します。
その後、砕石を入れ基礎の地盤を強化します。
掘削、砕石入れ

ベタ基礎

構造強度の強化を図るとともに、内部鉄筋に対するコンクリートのかぶり厚さが大きくなり、コンクリートの中性化による鉄筋の腐食を抑え、経年劣化による強度低下を抑えています。

家を基礎全体で支える「ベタ基礎」の安定力は抜群です。
ベタ基礎

配筋全景

必要箇所に必要量の鉄筋を配置します。
地震の揺れに耐える強固な基礎を造ります。
もちろん防湿シートも鉄筋の下に敷き込まれてます。
配筋全景

基礎コンクリート打設

基礎の配筋後に型枠を取り付け、コンクリートを流し込み、建物全体を支える基礎部分をつくります。
コンクリートを流し込む前に建物の土台と基礎を固定するアンカーボルトを設置し、精度を高めます。アンカーボルトは、地震の揺れなどで建物が基礎から外れないようにする重要な構造金物です。
基礎コンクリート打設


基礎工事が出来上がりました。
次はいよいよ躯体(家の骨組み)、仕上がりへと進んでいきます。


プレカット材搬入

図面から構造計算され、プレカット加工された材料。

*プレカットとは・・
構造材を現場で使用しやすいサイズや形にあらかじめ工場で加工しておくこと。
これにより現場での作業を軽減することができ、建築期間を短縮でき、加工ミスをなくします。
プレカット材搬入

土台敷き

アンカーボルトの位置に合わせて土台を敷きます。
その後、通し柱、胴差、小屋梁、小屋束、母屋等の構造材で形が出来上がっていきます。

構造金物
構造金物の発展によって耐震性能は昔に比べて飛躍的な効果をあげています。
土台敷き

断熱材(ネオマフォーム)

建物全体を包み込むため、床下にも断熱材を敷き込みます。
ネオマフォーム(床)

断熱材(ネオマフォーム)

建物の外壁部分です。
内断熱とは異なり外側に断熱材を使用する事により、建物全体を包み込みます。
ネオマフォーム(外壁)

断熱材(ネオマフォーム)

これは屋根部分です。
ここにももちろん断熱材を外側に使用します。
これで建物全体が包み込まれました。


ネオマフォーム(屋根)

ヒートストッパー
(但しオプション)

外断熱工法によって得られる「耐熱」「耐震」「防音効果」をより一層強度なものにするために、銀色のヒートストッパーを張り巡らせます。

*ヒートストッパー
ヒートストッパーは放射熱を効率よくカットする商品。
ヒートストッパー(外壁)

ヒートストッパー
(但しオプション)

屋根部分にもヒートストッパーが張られます。
これで魔法瓶のように内部の環境は守られます。
ヒートストッパー(屋根)
構造用合板
   ↓
断熱材(ネオマフォーム)
   ↓
ヒートストッパー
   ↓
通気胴縁上に構造用合板
   ↓
防水紙Wラス貼り
   ↓
左官外壁下地塗り(2回)
(サイディング仕上げの場合はこの時点で貼ります。)
   ↓
外壁モルタル下地、吹付塗装へと進んでいきます。 
外壁仕上がり順序

建物の中では・・・

間柱、床板貼り等の施工が進み、外部サッシも入ります。
この後、内壁のボードを貼っていき、クロスを貼り内部も仕上がっていきます。
内部造作

床暖パネル施工

フロアー材を貼る前に床暖用のパネルを敷きます。

魔法瓶のような構造に仕上がるので、冬は暖かさが、夏はクーラーの涼しさが逃げません。
光熱費の節約はもちろん、環境にも優しい住宅が出来上がります。
床暖パネル施工

足場・シート




内 観 *ご覧になりたい番号をクリックして下さい  (図面は多少誤差があります)
1階 2階






3階
1   階 2   階 3   階



内部が完成間近になると、外構工事も平行して行われます。


外構工事

外階段、フェンス、駐車場、花壇。
ポーチのタイルやポストもお打合せ時にサンプル等からお選びいただけます。
外構工事1

外構工事

建物正面です。
ポーチには石を貼り、アメリカンポストにしてあります。
外構工事2


ほぼ完成です。

建物正面右 建物正面左



ウッドデッキ

ウッドデッキ材はアイアンウッドと呼ばれるインドネシアウリン材を使用しました。

*ウリン材
ウッドデッキ作製中


完成1 完成2
完成です。


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