ウッドデッキに適した木材


ウリン(ULIN)

ウリンデッキ


 ウリンの特徴
原産地 インドネシア マレーシア
 
ボルネオ鉄木(アイアンウッド)とも言われています。
丸太は約直径60センチくらいで、質は密、辺材は黄白色、心材は薄い褐色。
乾燥材は、狂いや割れが少なく、表面はなめらかな仕上がりになります。
 ウリンの耐久性
インドネシアの熱帯雨林に囲まれた豊潤な緑の中で、独自の文化で生活を続ける民族の間で「100年もつ」と伝承されています。
岸壁や港湾のデッキにも使われているほどの高耐久性で、海水のかかるような悪条件の場所でも50年は性能を保つと言われ、水中の使用にも耐えるので、インドネシアでは桟橋に使用されています。
その上、ウリン材は白蟻や害虫に強く、薬剤の処理などの必要がないので環境にも負荷をかけません。
 ウリンの安定性
ウリンは輸入されているエクステリアウッドの中で膨張係数が抜群に低く、一般の直射日光下で使用されても面材の割れ、そり、あばれ等が少なく加工後の仕上がりはとてもきれいです。
硬質材で密度は極めて高く、釘打ちは困難なため、道穴、ボルト締めが必要です。
 ウリンの注意点
ウリンは水に濡れると、こげ茶色の樹液がしみ出てきて、水の流れ落ちる部分や地面をこげ茶色に染めます。
樹液はポリフェノールが主成分で毒性はなく、中性洗剤等で簡単に落ちますが、下地が汚れると困る場所や、デッキの下の空間を駐車場など別の用途に使っている場合は、樹液の染み出しを防ぐために外部木材用保護塗料を塗布することをお勧めします。