A・・・在来工法(木造軸組工法)
日本古来からの伝統が息づく工法の1つ。
柱などの縦方向の部材と、梁や桁などの横方向の部材をお互いに組み合わせ
□型に組んだ軸組みを主体構造とする工法、そして補強の為に筋交を組み入れます。
( 特 徴 )
在来工法は、建物の荷重を柱と梁で支える構造になっているため、直接建物を支えていない部分の壁をくり抜き
窓を設けたり、開放的な住宅を建てることができます。
木質によって、丈夫なもの、加工しやすいもの、水に強く腐りにくいもの、木目が美しいものなど長所と短所があり
それらを上手く使い分けることにより、デザインの自由度が高くなり長持ちさせることが可能になります。
木材は湿度が高くなると空気中の水分を吸収し、空気が乾燥すると木材が蓄えていた水分を吐き出したりする調湿作用があります。
在来工法では、柱など実内に面して使用していることで調湿作用の機能が高く、除湿・加湿器のような役目を果たしています。
骨組みである構造材がしっかりしていれば、メンテナンス、リフォームなどでいつまでも住める、それが在来工法の建物です。
(在来工法の構造)
在来工法による工程
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解 体 前 |
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解体後更地 |
基礎工事
遣り方後、根切り *遣り方とは・・・ 杭を立て実際の建物の位置、高さ、水平を決める作業。 *根切りとは・・・ 建物の基礎を作るため、地盤面下の土を掘削する。 掘削する壁面が崩壊する恐れのある場合は、土留めをする。 |
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割栗石入れ *割栗石とは・・・ 基礎コンクリートを地盤をつなぐために15センチ前後の砕石のこと。 |
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割栗石入れ完了 | ![]() |
砕石敷き、目潰し ランマー転圧 目の細かい砕石、その上に目潰し砂利(クラッシャー)を敷き、ランマーで突き固めていきます。 こうすることによって頑丈な基礎地盤が出来上がります。 |
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防湿シート 地盤から湿気が床下に上がってくるのを防ぐ役目があります。 建物が出来上がると目にすることはない場所ですが、床下に湿気が上がってくるとカビや結露が発生し、土台の木などにも大きな影響を与えることになるため、大切な作業です。 |
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配筋全景 基礎コンクリートを打つ前に地盤の上に捨てコンクリートをし、人工的に基準となる水平な地面を作ります。 そしてその上に、建物の間取りの強度に見合った鉄筋を配していきます。 配筋が終わりました。 |
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アンカーボルト設置 基礎コンクリートを打設する前に、建物の土台と基礎を固定するためにアンカーボルトを設置します。 *アンカーボルトとは・・・ 地震の揺れなどで、建物が基礎から外れないようにする重要な構造金物です。 |
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基礎コンクリート打設 アンカーボルトの設置が終わると基礎コンクリートの打設をします。 |
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基礎立上り 基礎コンクリートの打設後、数日置き乾き具合を確かめてから基礎の立上りを作ります。 ホールダウン、アンカーボルトの設置後、型枠を組み立てコンクリートを流し込みます。 |
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基礎立上り完了 |
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本体工事
躯体工事 *躯体とは・・・ 建物の骨組みのこと 基礎の上に土台を敷き、アンカーボルトを締め強度を高めます。 そして柱や筋交を組み立てて行きます。 構造金物も各所に取り付け強度を高めます。 |
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躯体工事(上棟風景) 建物の骨組みを建て、最上部に棟木を上げます。 手前で御幣が上げられるのを待っています。 *上棟式とは・・・ 棟木を上げることにより、棟梁や施主様が神を祭り新屋の安全を祈願する行事。 |
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躯体工事(防蟻) 基礎に隣接する構造材に白蟻等の被害をなくすため、薬が塗られます。 |
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躯体工事(小屋裏完了) |
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躯体工事(天井下地) これから天井下地の上に断熱材を敷き込んでいきます。 |
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躯体工事 (屋根瓦下地防水紙) |
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躯体工事 (外部構造用合板 防蟻) |
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こうして躯体工事が仕上がり、屋根瓦が乗り、窓にサッシが入ります。
その後、外壁に構造用合板が貼られ通気胴縁が施され、サイディングが貼られました。
外構工事
外構工事(駐車場部分) | ![]() |
外構工事(玄関廻り) | ![]() |
外構工事 門扉も取り付けられ、ガレージも仕上がりました。 |
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完 成
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