C・・・リフォーム工事

どんな家でもいつまでも美しいままという訳にはいきません。
年数を重ねると傷みや弱くなってくるところも出てきます。

リフォーム工事で家の寿命は伸びます。

長く暮らせる家に必要なリフォームのポイントはおおまかに考えて次の点ではないでしょうか。

「見た目、使い勝手を良くする」 「断熱・気密性を良くする」 「耐震・耐久性を良くする」


「見た目・使い勝手をよくする」とは・・・
見た目・使い勝手を良くするリフォームと聞くと、おそらく多くの方が思い浮かべる内容だと思います。
古くなって汚れてしまった壁紙の貼り替えや、建具の取替え。
使い勝手でいうと、システムキッチンや洗面化粧台、トイレなどを最新型の機能性の高いものに取り替える。
他にも家族構成の変化による部屋の変更や、効率良く暮らしていくために大事な動線の変更、将来を見据えてバリアフリーに変更するなど。
システムキッチン ユニットバス
パナソニック (ご参考) TOTO (ご参考)
洗面化粧台 トイレ
LIXIL piara (ご参考) パナソニック アラウーノ (ご参考)


「断熱・気密性を良くする」とは・・・
床や壁、天井(屋根)などに断熱材を入れたり、開口部(窓)の断熱効果を高めるということです。
住宅金融公庫が融資条件のひとつに「断熱材」を義務付けたのが1988年頃の事ですから、それ以前に建てられた家には断熱材が入っているところは少ないようです。
逆に言えば20年前に建てられた家で断熱材を使用している家は先進的考えを取り入れた高水準の家といえます。

断熱材は壁の中、床下、天井裏に入れるため、内装材をはがさなくてはなりません。
ただ最上階の天井裏や床下の場合は、潜り込むことができれば壁紙やフローリングをはがすことなく出来ます。
もし壁紙を貼り替えるご予定で断熱材が入っていないなら、その時に一緒に断熱材工事を行うのが理想的であると言えます。

リフォームで開口部(窓)の断熱効果を高めるには、サッシごと替えて複層ガラスにする、またはサッシはそのままにして特殊なガラスに交換することなどが考えられます。
玄関ドアや勝手口なども最近のものは断熱材が組み込まれ、ガラス部分が複層ガラスになったものが一般的になっています。
玄関ドア 勝手口通風ドア ビニールクロス(全面)
ビニールクロス(上の画像使用品)
YKK ヴェナート(ご参考) LIXIL デュオ(ご参考) 東リ POWER1000(ご参考)


「耐震・耐久性を良くする」とは・・・
耐震性に不安がある住宅とは、たとえば基礎に鉄筋が入っていない、耐力壁が不足している、耐力壁の配置のバランスが悪い、構造材の接合に金物が使われていないなどが考えられます。(1981年以前の新耐震基準を満たしていないもの)
耐久性においては、家を包んでいる外壁、屋根瓦の老朽化に気を付けメンテナンスをすることも家の寿命を伸ばすことになります。

無筋基礎の場合、鉄筋入りの基礎を外側に作り無筋の基礎と合体させる方法がありますが、近年ではファイバープレートを入れて補強することもあるようです。
耐力壁不足の場合は、壁をはがし筋交をを入れたり、面材を貼ったりして補強します。
また、柱と筋交、柱と土台などの接合部分それぞれに適合した金物を使用します。

住まいを長持ちさせるには手入れをすることが大事です。
常に日光や雨風にさらされている外壁や屋根、家の外回りは特に傷みやすいので定期的なメンテナンスが必要不可欠になってきます。
表面的な汚れはもちろん、劣化も進行させ住宅の寿命も短くなってしまいます。

外壁の場合、庭木の周辺や北面で発生する油性の汚染物質でカビや藻が壁を汚します。
表層の塗装材が付着力を失いはがれていたり、ひび割れていたら1度検討してみましょう。

屋根の温度は夏には60℃近くにも達します。
瓦屋根は30〜40年の耐久性があると言われています。この耐久性を最大限に生かすため定期的なメンテナンスが欠かせません。
現状の屋根材を確認し、適切な修繕を行いましょう。

*防水について・・・
住宅の屋上や外壁から雨漏りしていませんか?
雨が降ってもまだ家の中に入ってこないからといって油断はできません。
雨漏りがしなくても家の中に届くまで壁内部に滞留しています。
外壁工事や屋根工事と共に防水工事は早めの点検と修理が、建物の強度に大きく関係してきます。

モルタル吹付け 瓦
エスケー化研 ベルアート(ご参考) 潟Aルプス(ご参考)


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